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34歳から筋トレ始めて筋トレ歴8年のアラフォー男のブログ

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書評:「石井直方の筋肉の科学」筋トレの理解を1歩深める1冊

石井直方の筋肉の科学 ハンディ版

著者紹介

著者は石井直方先生。東京大学大学院教授 理学博士。”日本随一の筋肉博士”として各種メディアで活躍し、手掛けた著書も多数ある。

筋肉系の本でやや専門的な内容を求めるなら、石井直方先生の著書を選んでおけばほぼ間違いないです。いつもお世話になってます。

 

本の概要

タイトルの通り、筋肉や筋トレの方法について科学的視点から解説した本。一般向けではあるんですけど、解剖生理などの科学的な根拠を交えているので、やや難しい部分も多いです。

内容は、筋肉を解剖生理学に解説した「理論編」と、理論に基づいた実践・活用法を紹介した「実践編」の2つに大別されてます。

理論編では、「筋力と姿勢の関係」「筋線維タイプの分類」「成長させるメカニズム」など、筋肉の持つ役割や、発達させるためにどんな刺激が必要なのかを理解するのに役立ちます。

実践編では、効果的に筋肥大・筋力向上するため「1RM筋力の測定」「メカニカルストレスを高める方法」「トレーニング容量を高める」といった内容で、筋トレメニューを決める際の重量・回数設定、バリエーションを考えるのに有用です。

  

感想

この本では、筋肉のしくみ・トレーニングの基本について改めて見直し、普段のトレーニングをより効果的にできる知識が網羅されています。

筋肥大に必要な「メカニカルストレス」など、「そういうことが知りたかった!」という項目がたくさんあり、科学的根拠もしっかり添えて解説されているので、安心感も抜群です。

目新しい知識ではないかもしれませんが、普段やっているトレーニングでも「そういう意味があったのか」という気付きを得ることができること請け合いです。

筋肉・神経系・骨格などの解剖生理的な知識は欠かせないものだと改めて考えさせられました。自分がやっている筋トレを見直す、より良く改善させるためのマストな1冊です。