書評:「人生の100のリスト」本当に自分のやりたいこと向き合うための1冊
著者紹介
著者はロバート・ハリス。現在70代だが、その生き様は幅広い年齢層から共感を呼んでいる。
とにかく行動力がすさまじい方で、高校時代から海外をヒッチハイクで旅をし、シベリア鉄道に乗ってモスクワへ渡り、ヨーロッパからインドまで半年間の旅に出ている。
オーストラリアに10年以上滞在し、シドニーで「エグザイルス」という本屋&画廊を経営していたこともある。現在は日本に帰国し、本の執筆やラジオのDJをしている。
本の概要
人生でやりたいことを無作為に100個紙に書き出すと、それがいつの間にか達成できていた、ということが著者の実体験を元に語られている。
本の大半は破天荒な著者の半生を語った内容。世界各地を放浪し、うつ病になってセラピーを受けたり、オーストラリアでブックショップを経営したり、ギャンブルで生計を立てたりと実に波乱万丈な生き様でした。
最終的には100のリストの7割は達成することができていたそうです。あまりに体験談が強烈過ぎて、途中リストのことは頭から飛んでました。
本の感想
この本を読んだのはもう何年も前の事で、実際ハルイチもやりたいことを100個紙に書いてみたことがあります。書いてから2年ほどして見直してみると、驚くことに2割くらいは達成できてました。
これって結構すごいことですよね。達成していた中には「フルマラソンを完走する」「マッチョになる」「自分主催のイベントに20人以上人を呼ぶ」などと言った項目がありました。
実際書いてみるとわかるでしょうけど、やりたいこと「100個」なんてなかなか出てきません。せいぜい20〜30個くらいでペンが止まる。
それでも捻り出すようにリストを埋めていくと、「あー、自分はこういうことやりたかったんだなぁ」という意外な気付きが得られます。
自分のやりたいこと、実現したいこと、色々自由に書き出してみるだけなので簡単です。100個書き出すのは結構大変ですけど、やってみる価値はあると思います。
リストのことだけでなく、著者の破天荒な経験談が書かれてて、読み物としても十分面白いです。読んでると海外に行きたくなっちゃいますね。