書評:「医者が教える食事術」これまでの食事の常識を打ち破る1冊
著者紹介
著者は医学博士の牧田善二さん。クリニックの糖尿病専門医をされていて、糖質オフに関する本も何冊が出版しています。
本の概要
内容は主に血糖コントロールとそれに関連した食事について。
それ以外にもプロテインを飲みすぎることの危険性や、脂質を口にしても逆に太りにくいことなど、様々な食事の問題点や栄養に関する新しい知識を、一般的に分かり易い内容にまとめてあります。
印象に残るのは、糖質を血糖値の上昇度合いで危険度別に分けた分類。食事術では血糖値を上昇させる食事を避け、血糖コントロールすることが欠かせないため、とても参考になる。
この本にある血糖コントロールの重要性と血糖値を上げないための食事法について理解するだけで、基本的なダイエットの方法を知ることができます。
本の感想
この本を読んで、食事・栄養については漠然とした理解しか無かったと気づかされました。巷に溢れる栄養に関する誤解について科学的な根拠に基づいて指摘されており、考え方を修正するのに多いに役立ちまます。
何より、ダイエットにも非常に有用なんです。実際、職場の後輩に簡単なダイエットの食事法としてこの本のことを教えてあげたら、1〜2ヶ月ほどで10kg近く体重を落としていました。
元々痩せたいという思いが強く努力家だったというのもありますが、それにしても劇的な結果。人間の体は食事から成り立っているということの証明ですね。
健康・ダイエット、どちらも役立つ内容が充実した一冊です。