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34歳から筋トレ始めて筋トレ歴8年のアラフォー男のブログ

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書評:「ストレスゼロの生き方」ストレスレスな生き方を送るための考え方。でも結論は筋トレ。

ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣 (きずな出版)

 

著者紹介

著者は「おう、お疲れ。俺だ。」のTestosteroneさん。

出版しているどの本の冒頭でも同じ挨拶をしている。あの個性は羨ましい。ハルイチもブログであんな風に自分の個性が滲み出るような文を書きたいなんて思っちゃいますね。

 

本の概要

この本は「俺にはストレスがない。」と言い切るTestosteroneさん流のストレス対処法について紹介されてます。

ハウツーのような手順や方法 ではなく「生き方」や「考え方」のような抽象的なものですけど、読み手に訴えかけてくるような文章がとても心に響く。

時に優しく、時に厳しく、ストレスや生き辛さに向き合う方法を教えてくれる、そんな内容。

 

個人的に印象に残ったのは 「学ぶ姿勢を、貫く」という項目。

「あなたの人生においてあなたが一番若いのは常に今だ。」
「人の成長はそこに学ぶ姿勢と好奇心がある限り死ぬまで止まらない」
※「ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣 」より一部引用

 これは生涯現役を貫きたいと考えるハルイチの背中を猛烈に押してくれる言葉でした。

この本を手に取るまでもそう考えてはいたんですけどTestosteroneさんの力強い言葉に後押しされると、とても心強い感じがしますね。

他にも様々な場面でのストレスに対する考え方が紹介されており、不思議とそれらが樺沢紫苑先生(精神科医の先生)の「精神科医が教える ストレスフリー超大全」と似通った内容が多く見受けられます。

Testosteroneさんがこれまで培ってきた考え方は、精神医学的にも理にかなったものでもあるようです。

 

感想 

ストレスは考え方一つで捉え方がまるで違ってきます。本書の内容が普段ストレスに感じていることへの対処法として役立つかもしれません。

ちなみに本書の最後の章は、ストレスに対するこれ以上無い最強の対処法が書かれています。ここはできれば自身の目で確認してほしいところです。

でもやっぱり最終的にはジムですよね。

 

書評:「筋力強化の教科書」筋トレ始めるなら、とりあえずこれ読んどけばいい

筋力強化の教科書

 

著者紹介

この本の著者は以下の3名。

石井直方さん・・・東大教授・筋肉研究の第一人者
柏口新二さん・・・スポーツ医学のトップランナー
高西文利さん・・・福岡ソフトバンクホークスコーチ

 

本の概要

この本では専門性の高い3人の著者がそれぞれの分野から、筋肉の生理学から筋トレの実践、筋トレ効果を高めるための食事・休息のことなど、「筋トレの基本」について幅広い知識を提供しています。

メインで解説している筋トレの種目はビッグ3が主。写真付きのフォーム解説、呼吸のタイミング、各種目の特徴や効果まで、かなり詳細に紹介されていて、初心者だけでなく中級者まで参考になる内容になってます。

 

本の感想

ビッグ3のフォームは、筋トレ動作の基本となるものです。筋トレでは、この基本動作を身につけられるかでその後の成長度合いが大きく違ってきます。

また、筋肉の解剖生理学をある程度理解しておくこともトレーニング効果を得るのに欠かせません。どちらも筋トレの知識としては基本的なものです。

石井直方先生は「基本を極めることこそが高度な専門性につながる」と述べていて、この本ではその「基本」を追求してまとめられており、長く活用できる内容となっています。

基本の大切さに改めて気づかされる一冊です。 

 

書評:「筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト辞典」どんな食事が筋肉に良いのかが分かる!

筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典

 

著者紹介

著者は岡田隆先生。日本体育大学体育学部准教授でボディビル選手。YouTubeで「バズーカ岡田」のニックネームで動画も出してて、とても説明が上手。見た目の説得力も抜群。

もう一人の著者は竹並恵里先生。東洋大学非常勤講師で管理栄養士。専門は多世代に対応した「筋育栄養学」。有名な「ザバス」の研究開発やオリンピック選手の栄養サポートに従事していた経歴がある。

 

本の概要

この本は筋肉の解剖学的な解説から、食事の三大栄養素、PFCバランス、サプリメントや筋肥大のための食生活への応用など、筋トレと栄養に特化した内容。

各栄養素の特徴だけでなく、摂取タイミング、食事バランスまで、筋肥大のための食事管理について実用的な部分まで細かく解説しています。

筋トレに関連した栄養の基本的な知識はこの本だけで事足りるくらい詳細で比較的コンパクトにまとめられている。巻末には高タンパク食品の栄養成分表まで付録し、痒いところに手が届く一冊です。 

 

本の感想

運動と栄養に関連した書籍はアスリート向けの内容であることが多く、さらに筋トレに特化したものはあんまり見当たりません。

その中でこの本は栄養がどのように筋肥大に影響するのか、どんな食事が好ましいか、という知識を初心者でも理解しやすいように簡潔にまとめられている貴重な一冊です。

ただ、知識を身につけることも必要ですけど、まず自分自身の食生活を見直すことが大前提。今の食習慣を見直し、その上で目標とする体型に近づけるための食事スタイルを考える必要があるでしょう。

細マッチョからボディビルダーまで、筋肉肥大目指している人にはぜひ読んでほしい内容です。 

  

書評:「筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典」筋肥大のためにはまず筋肉について理解するべし

プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

 

著者紹介

著者は荒川裕志さん。国立スポーツ科学センター・スポーツ科学研究部研究員で、研究者でありながら元プロ格闘家。トレーニング系の著書を多数執筆しているマルチなお方。

監修は筋トレ関連の研究者として知らない人はいない石井直方先生。ボディビルダーとしても活躍し、ミスター日本優勝、世界選手権3位など輝かしい実績を誇る日本筋トレ界の重鎮。

 

本の概要

顔面から足先に至るまで体の細部に至る様々な筋肉の起始・停止、その筋肉に関連する身体の動作まで全て画像つきで紹介してある。

筋肉には一つ一つに固有の動きや特徴があって、それらが協働して体を動かしているということを理解するのにうってつけ。

さらに、それぞれの筋肉の体積や遅筋・速筋の割合まで網羅されていて、まさに「筋肉の事典」と言える内容に仕上がってます。

トレーニングで筋肉がどのような動作をしているか知り、フォーム改善や筋肉の動きを意識するのに役立つこと請け合いです。

 

本の感想

筋トレで鍛えたい筋肉の特徴を理解しておくことはとっても重要。

筋肉の特徴や関連した動作を理解することは、筋肉と意識を連結する「マインドマッスルコネクション」を培うことにもなるからです。

ハルイチは筋トレが効かせにくいなと思った時には、辞書のように本で鍛える部位をその都度確認してます。もう何度読み返したか分からんくらい読み返しました。

一つ一つの筋肉の動作や特徴を理解するのに適した一冊。初心者から上級者まで幅広く活用できる内容です。

 

書評:「脳を鍛えるには運動しかない!」運動が脳に与える影響を科学的に証明している貴重な1冊

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かなり読み込みました。面白いです。

 

著者紹介

著者はジョン.J.レイティ(John.J.Ratey)

医学博士でハーバード大学医学部臨床精神医学准教授。アメリカの精神医学会で活躍する医師でもある。

臨床研究者として精神医学と精神薬理学分野のピアレビュー専門誌に60以上の論文を発表。神経科学が感情や行動、そして心理学全般に与える影響について論じた。

 

本の概要

運動が脳神経系に影響して精神の安定や学習効果の向上、さらには深刻な精神的ストレスを解消する手段になることを「脳神経科学」の観点から述べられてます。

目次は以下

第1章 革命へようこそ
第2章 学習
第3章 ストレス
第4章 不安
第5章 うつ
第6章 注意欠陥障害
第7章 依存症
第8章 ホルモンの変化
第9章 加齢
第10章 鍛錬

元来人間は体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。学習と記憶の能力は、祖先たちが食糧を見つけるときに頼った運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要は全くないのだ。

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方より一部抜粋

人間は運動をすることが前提の生き物。日常に運動があってこそ脳が正常に機能し、ストレスを処理したり、学習によって成長できる。

簡単に言うと、運動すればストレスを解消して頭も良くなってしまうわけだ。

逆に運動不足はそれ自体がストレスになり、健全な精神性を維持できずに様々な精神的問題(ストレス、うつ、依存症など)を生じ、学習効果も十分には得られない。

運動を生活に取り入れることの恩恵は計り知れない。現代のストレス社会に適応し、精神的な健全性を維持していくためには、運動習慣を獲得することがほぼ必須といえるでしょう。

 

本の感想

「脳神経科学」なんて謎めいた分野であるにも関わらず、根拠となる研究や事例を用いてわかりやすく、説得力に富んだものになってます。

運動関連の本で脳機能や精神面への影響を中心とした内容で、ここまで詳細にまとめ上げられたものは他にないんじゃないでしょうか。

自分自身を思い返すと当てはまることが実に多いです。ハルイチは以前、抑うつ的でストレスだらけで他人に当たり散らす自己中心的で最悪の人間でした。アルコールにハマっていた時期もあります。

それが運動(マラソン、筋トレなど)するようになってから、いつの間にか内面的な問題のほとんどが解決してたんです。アルコールとも距離を置き、精神面は安定して他者を思いやる余裕ができました。

そう考えると運動が与える影響は身体面よりも精神面の方が大きいのかもしれませんね。

運動に関する内面的な変化を科学的に解説している良書。本を読んだら無性に運動したくなること請け合いです。

 

書評:「甘いもの中毒 ~私たちを蝕むマイルド・ドラッグの正体~」甘い物が口にするのが怖くなること請け合い

甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書)

 

著者紹介

著者は宗田哲男先生。

医師でマタニティクリニックの院長。近年糖尿病患者の糖質制限による管理で成果をあげていて、それに関する著書も多数出版されてます。

 

本の概要

甘い物は危険と言わんばかりのタイトルで興味を引いた本。甘い物は依存性のある食べ物である、と述べ、その危険な依存性に注意を呼びかけています。

砂糖による甘味は脳に強く影響して麻薬のような役割を果たし、自分の意志とは関係なく「止められない状態」になって甘い物を食べ過ぎる原因になってしまいます。

いわゆる麻薬(覚醒剤、コカイン、ヘロインなど)を「ハード・ドラッグ」、
嗜好品(タバコ、アルコールなど)を「ソフト・ドラッグ」、
砂糖や白米などを「マイルド・ドラッグ」と分類して、いずれも依存症を引き起こす危険なものとして注意を呼びかけています。
甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書)より一部引用

依存性がある物質を摂り続けると、脳の神経に「依存症の回路」ができる。これが形成されてしまうと「止めたくても止められない状態」になってしまう。砂糖などの甘い物でも同じことが起こるわけです。

糖の摂りすぎは生活習慣病の原因になり、それ以外にも血糖値の変動による倦怠感や眠気など、日常生活に様々な影響を及ぼします。

食事によって健康管理するには砂糖や白米などの「白い糖質」を極力避けることが必要なのです。

 

本の感想

「白い糖質」の摂りすぎが不健康になることは他の本を読んで多少知識はあったけど、この本ほどその危険性について述べているものはありません。

最初は少し大袈裟だと思ってましたが、周囲を見渡してみるとそうでもない気がしてます。

痩せるためにダイエットしたいけど、甘い物は止められないって言う人、結構多いです。「脂肪をなくしたいけど、その原因は断てない」と矛盾したことを平然と言ってるんですけどね。

そうまでして甘い物が食べたいの?と驚いてしまいますけど、当の本人達はあまり自覚していないようです。「マイルド・ドラッグ」たる所以でしょうか。

この本に書いてあること全てが正解とは言いませんが、自身が普段糖質過多になっていないか改めて見直すことは必要かもしれません。

 

書評:「尻トレが最強の綺麗を作る」キレイなプリケツの作り方

尻トレが最強のキレイをつくる

 

著者紹介 

TeststeroneさんとMiharuさんの共著。

Teststeroneさんは著書「筋トレが最強のソリューションである」やTwitterで有名ですよね。

Miharuさんは女性の間では有名なフィットネスモデル。メイクアップアーティストやコスプレイヤーなどマルチな分野で活躍してます。

フィットネスビキニ競技者としても2017年のアジアフィットネス選手権オーバーオール優勝という輝かしい経歴を誇り、現在香港在住でパーソナルジムの代表を努める女性ボディメイクの先駆者的存在。

筋トレに目覚める以前は、食事制限で痩せてはリバウンドを繰り返して自信喪失していた時期もあったそう。変わりすぎですね。

ameblo.jp

 

本の概要

本書ではTeststeroneさんのパワーワードから始まり、女性にオススメの自宅でできるトレーニングメニューや、普段の食事管理について紹介されています。

女性は下半身中心のトレーニングをした方が良いという考えが割と一般的ですが、紹介されているトレーニングは上半身も織り交ぜたメニュー構成になってました。

バランスの良い体型を作るには下半身だけでなく、背中や胸など体幹の筋肉も鍛えることを推奨していて、全体的な女性の魅力を底上げする女性向けの筋トレとして考えてあります。

この辺は男性目線ではたどり着けない部分ですね。他にも随所にTeststeroneさんのパワーワードが盛り込まれていたり、Miharuさんの経歴がまとめられていたりと、読み物としても楽しめる内容です。

 

本の感想

嫁ちゃんが読んでいたのですが、自分も読んでみたら面白かったので紹介。何となく筋トレは男性の趣味だという意識があって、女性のための筋トレについて深く考えることはなかったように思います。

しかし、筋トレが男性の趣味である時代はもう終了しました。筋トレは男性をより男性的に、女性はより女性的にする効果があります。

女性が筋トレすると、より女性的な美しいボディラインになって美しさが激増するんです。そして、そんな女性がジムに訪れると他の男性陣が密かにヤル気を出します。相乗効果です。

女性の筋トレも今後さらに流行って欲しいですね。女性の筋トレ初心者向けとしてオススメの一冊です。まず尻トレからはじめてみてはどうでしょうか。